野波享子

 昨年10月31日、自民・公明の賛成で、「障害者自立支援法」が成立しました。 10万人を超える障害者が全国で集会・デモ・国会前で座り込みをされ、廃案になっていたのが衆議院選挙で3分の2の議席を確保したことから、一気に強行しました。
 障害者が人間として当たり前の生活をするために、必要な支援を「益」とみなして、負担を課す「応益負担」のやり方は、憲法25条や福祉の理念に反します。 ホームヘルプサービスは、生活保護世帯以外はすべて1割負担となり、一挙に1万5千〜4万円以上の負担増となります。
 施設やグループホーム利用者は、食費と居住費が全額自己負担になり、標準額として5万8千円の負担。また通所の場合、現在95%の方が無料ですが、平均で月1000円から1万9千円へと19倍の値上げとなります。自己負担の上限が設けられていますが、月6万6千円の障害年金2級で1万5500円の利用料であり、収入の2割を払わなければならず、負担軽減の配慮などといえるものではありません。
 しかも、所得を判断するのは、支援費制度では本人・扶養義務者の収入が対象でしたが、自立支援法では「同一生計世帯」となり、世帯分離をしなければ、1割負担となります。
 障害者いじめの「自立支援法」をごり押しした、自民党・公明党は許せません。
日本共産党は改善を求め、緊急の改善要求を発表しました。
 2006年2月23日「しんぶん赤旗」
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-02-23/2006022301_02_0.html

 

 06年度全国的に介護保険料が大幅に引き上げられます。
 昨年、合併により格差を是正するということで、引き上げられ、県下で一番高い介護保険料になりました。
 更に3月議会に引き上げが提案されています。

所得段階 所得区分 2003年 2005年 今回の値上げ
旧野洲町 野洲市 野洲市
第1段階 市民税世帯非課税かつ
老齢福祉年金受給者および生活保護世帯
19,000 23,700 26,400
第2段階 市民税世帯非課税者 年金80万円以下
年金80万円以上
28,500 35,550 26,400
39,600
第3段階 市民税本人非課税者
 
38,000 47,400 52,800
第4段階 市民税本人課税のうち
合計所得金額が200万円未満の者
47,500 59,250 66,000
第5段階 市民税本人課税者のうち
合計所得金額が200万円以上の者
57,000 71,100 79,200
介護保険料の単位=円、年額

 上記のように、旧野洲町時代と比べ、第3段階(基準額)で14,800円の引き上げで52,800円にしようとしています。更に、05年度に、老年者控除の廃止などにより、非課税世帯から課税世帯になり、第2段階から第4段階になった方などは、旧野洲町時代と比べ、2倍以上の66,000円となり、37,500円の引き上げであります。激変緩和措置で3年間で引き上げることになっており、毎年年金が減っていくことになります。
 介護保険は、負担割合が決まっており、介護保険を利用する人が増えれば、保険料が上がる仕組みになっています。根本的には国の負担割合を増やさない限り、65歳以上の年金受給者の負担は天井知らずに増えます。
 現在の5段階の保険料で無く、支払能力に応じた「応能割」の保険料にすべきです。国の高齢者いじめが押し付けられています。