野並享子 市議: 一般質問

2006.6議会一般質問文


子育て支援

内容

 出生率が、1,25と史上最低を更に更新しました。

 人口減少の道を歩んでいます。ヨーロッパの先進国で出生率が下がりだしたとき、どの国も大きく対策を講じました。育児休業期間の延長と休暇中も所得保障することや、保育料の軽減や労働時間の短縮など、母親だけでなく父親にも同じように適用されました。

 

 日本では、保育料は高く、若い夫婦の所得は低く、日曜日に休める父親は5割を切り、子どもを育てる体制は、非常に厳しい状況です。

 本来もっと国が根本的な対策を講じなければ、出生率を上げることは困難です。

 子どもは3人欲しいという願いがあるにもかかわらず、その願いが実現できないことは、基本的には国の責任ですが、地方自治体で少しでも少子化に歯止めをかける対策を講じる必要があります。

 

@    保育料についてお尋ねします。

現在二人目の保育料は、半額。三人目の保育料は10分の1です。この三人目の保育料を無料にすれば、いくらぐらいの予算が必要でしょうか。三人目の保育料の無料化は、甲賀市で合併後実施されています。保育料が無料というインパクトは大きいと考えますが、見解を求めます。

A    医療費の無料化についてお尋ねします。

乳幼児の医療費無料化も、地方自治体が先行して実施している中で、滋賀県でようやく就学前まで、500円の一部負担を取りますが、10月から拡大をはかります。

 

3月議会で、市長は医療費の無料化を、入院に関して中学校卒業まで拡大することを検討していると発言されました。

 

  昨年12月議会で質問したとき、能美市のことを実例にあげました。

  人口47000人の市で、15歳までの医療費の無料化をされています。16年度決算で、全体で1億2674万円の助成です。市長が言われる入院だけで見ますと、小学校1年から中学校3年までで、70人、363万円です。通院は、4666人、4400万円です。

  多くの方から、入院だけでなく、通院も無料にして欲しいと言われています。

  中学校まで無料化の拡大を来年1月から実施することを表明されましたが、通院も含めて無料化にすべきですが、見解を求めます。

  野洲市で実施するなら、いくらの予算になるのかお尋ねします。

回答要求者

市長

 

答弁 三人目の保育料の無料化の予算は、平成18年度では、9万円、対象は4人。無料化については、少子化対策会議の中で議論している。

   中学校卒業までの医療費の無料化については、必要経費の入院は400万円、通院は4700万円。入院治療費は来年一月から実施。通院治療費は、財政状況等から、現在のところ取り組む考えはない。

障害者自立支援について

内容

 6月4日に行なわれた、知事選挙の公開討論会において、辻よしのり予定候補が、知事に対し、「障害者自立支援は、自立破壊。作業所に通い月6〜7000円しか給料がもらえないのに、2万円3万円の利用料を払わなければならない。お隣の京都市では、減免をしているのに、滋賀県は冷たい政治だ」と発言しました。

 これを受けて国松知事は、「自立支援法は、設計ミスだ。今担当課に検討の指示をしている」と発言しました。

 

 3月市議会で、自立支援法について質問しましたが、市長は「野洲市独自の軽減は考えていない」と発言されましたが、この4月から実施され、作業所で受け取るお金より多くを、利用料として払わなければならない状況ですし、作業所では食事が全額自己負担となったことや利用料が1割負担になったことにより、補助金は削減され、職員の給与を引き下げないと、やっていけないといわれています。

 

 入所施設においても、食費・居住費が全額自己負担になり、また利用料の1割負担により、補助金は削減され、経営が大変になっています。

 これまで、障害者の社会参加を勧め、閉じこもりにならないように、一つ一つ運動により積み上げてきたことが、一気にスタートラインにまで引き下げられました。

 

 県がどのような検討をしているのかわかりませんが、収入以上の負担を求めることは間違っています。

 「応益負担」でなく「応能負担」にすべきです。野洲市として、自立支援法の欠陥をどのように補われるのか見解を求めます。

回答要求者

市長

 

答弁 「応益負担」は制度を維持するために必要な仕組み。制度の各種サービスの報酬単価の提示が遅れたことなどで不安が生じている。今月アンケート調査をしてどのような支援が必要か調査・研究する。

 

再質問 滋賀県でも「きょうされん」で調査がされました。178施設からの回答で、通所の食事を減らす人が77人、退所や利用の中止の人が47人、今後利用を減らす人が153人と言う状況であり、重度の人ほど利用が困難になっており、自立支援法の欠陥を緊急に補う必要がある。

 

市長答弁 「自立支援法は、設計ミスという知事の発言は、私もそう思う。支援策の検討が必要」 

地下水保全について

内容

 野洲市は、1989年11月に、四塩化炭素が市三宅の浅井戸から検出されたのが、始まりです。

 35地点で検査が行なわれ、新幹線の下から市三宅までの5地点で基準値以上が検出されました。

 守山市でも四塩化炭素が検出されており、汚染源の特定をし、抜本的な対策を求めましたが、地下水汚染は県が管轄であり、県と協議し進めると言う状況のまま、飲料の場合は煮沸をするようにと指導をし、放置していました。

 

 次に問題になったのは、2001年12月、守山市上水道水源地の150メートルの深井戸から四塩化炭素が検出されていたことが報道されました。野洲市上水道でも60メートルの深井戸、三上3号井戸からも四塩化炭素が検出されていました。

 しかも、1996年から基準値の5・8倍、2001年には基準値の22倍の四塩化炭素が検出していたにもかかわらず、住民に知らせず、バッキ装置により飲料水の基準以下にして給水していました。

 

 2002年4月5日の衆議院環境特別委員会で、藤木洋子衆議院議員が、汚染源の特定に関する質問をしました。「四塩化炭素を使用している企業はどこか」との問いに、38事業場に立ち入り調査をし、過去の使用状況を調査したところ、三共製薬とIBM内のアイテスで分析等の使用をしていた」と答弁しています。

 四塩化炭素の基準の、0・002mg./ℓというのは、プールに耳髪一杯ぐらいということを聞きました。

 試薬であろうと、使っていたことは明らかです。汚染源が特定されれば、土壌汚染防止法の対象になります。

 地下水は、下に流れる場合だけではありません。くみ上げるところに引き寄せられると言うこともありえます。

 汚染源を特定するために本格的な調査が必要ではないでしょうか。

 

 

 今回エンドリンが基準値の5倍の濃度で検出されましたが、地下水は一旦汚染されると広がることは四塩化炭素で、証明しています。地下水保全条例を作るべきではないでしょうか。見解を求めます。

 

回答要求者

市長

 

答弁 四塩化炭素は環境基準を超える数値の検出は減少傾向にある。平成17年度のモニタリング調査では、民間の浅井戸からは基準値を超える値は検出されていない。汚染源の特定は現状では困難。継続的に動向を監視。地下水保全条例は、「野洲市の生活環境を守り育てる条例」の改正内容に規定し、地下水の保全・防止義務を課し、汚染原因者には浄化・また再発防止の命令書を出すことを検討している。

再質問 2002年の答弁で、「高槻市が行なっている土壌ガス調査は、参考になった。15年度から着手」と言う答弁はその後どうなったのか。2003年の環境審議会で、「条例の改正案」が出され、罰則規定も盛り込まれていたが、この件は今回の条例改正ではどのようになっているのか。汚染源を特定し、除去しない限り100年経っても地下水汚染はなくならないではないか。

答弁 土壌ガス調査は、オイル漏れなどには威力を発揮する。汚染源の特定には、高額の費用が必要。20平方メートルで、2億円。分析にも多額の費用が必要。面としてなら多くの方の協力が必要。市の出来る範囲で検討している。